婦人会の運動会で。

連合婦人会の運動会に参加して、日頃動かさない筋肉を動かした。

誰でもできるような団体競技ではあるが、やはり負けたくはない。
ついつい知らないうちに力が入り、夢中になってしまう。
1等賞になれば賞品が出る、と聞けば目の色も変わる。
そういうことがまた楽しみの一つである。
そして今朝は、体のあちこちが痛くて、「やれやれ」である。

80歳でもまだ現役の婦人会会員もあり、出て来るだけの元気のあることに拍手を送る気持だ。

ところが、ある地域の一角には赤ちゃんをだっこした若い人たちがいた。
社宅やアパートなどが多くて、若い世代の人たちの多い地域なのだろう。


子育て中はとかく家の中で赤ちゃんと一日中顔をつき合わせていて、ストレスをため、そのストレスを子供に向けて虐待ということにもなりかねない。
この地域では若い人たちなりに、地域の中で子育てサークルを作って、情報交換などをしているのかもしれない。それが地域の行事とつながって、子育て中のお母さんたちがこういう場所に出てくることはとてもいいことだ。

そんなことを思いながら、見ていると、「あれ、ヒトミちゃん?」

娘の同級生のヒトミちゃんではないかしら。声をかけるとやっぱり、「うわーおばちゃん!」
と、むこうもビックリ。

「赤ちゃんができたの?」「何歳?」「名前は?」

「それにしても、あなたと婦人会で会うとはねえ。」

ヒトミちゃんは出場した競技で1等賞になり、賞品の醤油をゲットしていた。
若い人には負けるわ。でも、家計が潤ったね。と冗談を言った。

運動会がいっそう楽しくなった。

若い人たちと何気なく交流できる地域作りがこれからの課題だろう。